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グルーヴ・スクレーパー(溝取り)
2020.06.06 札幌本店
皆さん こんにちは!

6月に入ってからは、通勤途中(特に帰り道)の街の雰囲気が変わりました。 居酒屋、焼き鳥屋に光が灯り、人たちの話し声、笑い声が聞こえて、活気が戻ってきました!! 嬉しいですね!! (でも、まだまだ気は抜けませんが)

ところで、今回は「グルーヴ・スクレーパー」についてです。

グルーヴ・スクレーパーとは、滑走面の溝の中のワックスを取るスクレーパーです。グルーヴ・スクレーパーが発売される前は、マルチスクレーパーで溝の中のワックスを取っていましたが、マルチスクレーパーだと、よく溝から外れて滑走面に傷をつけたりしていました。



何年前だったろう? 最初に使ったグルーヴ・スクレーパーはRED CREEK(レッドクリーク)製の物で、溝から外れることなく安心して溝のスクレーピングができました。よく考えられているなーと感じました。   現在では、TOKO、SWIX、GALLIUM、HOLMENKOLなど各メーカーから発売されています。

そこで、各メーカーのグルーブスクレーパーの比較をしてみます。







各メーカーのグルーブスクレーパーを使ってみると、様々な特性というか、スキーとの相性があることに気づいてきます。 グルーブスクレーパーの特性の前に、スキーメーカーの違いによる溝の特徴もそれぞれあります。スキーメーカーで特徴的な溝をもつのは、OGASAKA(オガサカ)とPELTONEN(ペルトネン)、MADSHUS(マズシャス)です。

① OGASAKA、PELTONENは比較的浅く、平らに近い溝の形状。

② MADSHUSは溝が深い形状。





どのメーカーのグルーブスクレーパーでも、細い部分や太い部分を使ったり、角度を変えたり工夫をするとフツーに溝の中のワックスは取れますが、あるメーカーのグルーブスクレーパーは何の工夫をしなくてもきれいに溝の中のワックスが取れます。 そのメーカーは



GALLIUMです。

OGASAKAやPELTONENなどの平らに近い形状の溝には、Ⓐの部分を使うと他のメーカーにはない取れ方をします。 MADSHUSの深い形状の溝には、Ⓑの部分を使うと、他のメーカーのグルーブスクレーパーでは角度を変えたり斜めにしないと取れなかった深い部分が取れます。

GALLIUMのグルーブスクレーパーは最近、使い始めて良さを実感しました!!

 

【おまけ】

グルーブスクレーパーも優れモノですが、SWIXのキックワックス・スクレーパーも優れモノです。 皆さんは使ったこと、ありますか?



リムーバーを使わなくても取れる感じ。それくらい良くグリップワックスが取れます。